【北京1日共同】中国の国家品質監督検査検疫総局は1日、中国製ギョーザによる中毒を受け、河北省の現場の工場で生産された製品や包装袋など30に上るサンプルの検査を同日までに行った結果、農薬などは検出されなかったと発表した。
また同総局や商務省、河北省の当局者らで構成する調査チームが、日本側との共同調査のため2日訪日することも明らかにした。
検査したサンプルはギョーザの製品や包装袋などで、専門の機関に委託して残留農薬などを検査した。同総局は1月31日の緊急記者会見で、昨年10月1日と20日に製造したギョーザのサンプルを検査した結果、有機リン系殺虫剤「メタミドホス」は検出されなかったと発表していた。