【北京31日共同】新華社電によると、中国の呉儀副首相は31日、食品薬品安全監督会議の冒頭で「食品と医薬品の安全は人々の健康と安全に直結する」と指摘、監督強化や法整備によって「食の安全」の確保に向けてあらゆる努力をすると強調した。
今回の中国製ギョーザによる中毒には触れていないが、中国製の食品をめぐる不安の解消を狙った発言とみられる。
呉副首相は、国内で実施中の食の安全向上キャンペーンをさらに強化すると表明した上で「キャンペーンは、都市の食料が生産される農村地帯や都会周辺に焦点を合わせるべきだ」と指摘した。
また北京五輪が開催される北京市や、競技会場となる青島市、天津市などで、食品と医薬品の安全供給の確保を慎重に行わなければならないと強調した。