2008年02月01日(金) 18時01分
中国製ギョーザ中毒:流通ルートを追跡調査 県、健康被害へ相談窓口設置 /福岡(毎日新聞)
中国製冷凍ギョーザによる薬物中毒事件を受けて県は31日、輸入業者「ジェイティフーズ」(東京都)が中国の「天洋食品」から輸入した商品について県内流通ルートの追跡調査を始めた。販売業者には該当商品の回収を徹底するよう要請する。吐き気や腹痛など健康被害の訴えも寄せられており、相談窓口を設けて対応する。
県生活衛生課によると、ジェイ社は県内で該当商品をエフコープ生活協同組合(篠栗町)と物流、卸など54業者に出荷している。エフコープには商品の回収や購入者への注意喚起などを要請。その他の54業者には在庫量や納入先を確認している。納入先が判明すれば販売中止や注意喚起を要請する方針。
ジェイティフーズ以外で天洋食品から食品を輸入している業者についても、流通ルートが明らかになり次第、納入先を追跡調査して商品の回収の徹底などを要請する。
また、県教委は同日、各市町村教委に、中国製冷凍食品の安全性が確認されるまで、給食での使用を控えるよう通知した。
相談窓口は県内の各地の保健所の他、県消費生活センターや県生活衛生課などに設置している。【木下武】
〔福岡都市圏版〕
2月1日朝刊
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080201-00000286-mailo-l40