2008年02月01日(金) 11時00分
中国製ギョーザ中毒:店、謝罪などの対応に追われる /茨城(毎日新聞)
食中毒被害が出た中国製冷凍ギョーザを販売していたスーパーは31日、購入客に返品を呼び掛けるなどの対応に追われた。
牛久市南1のコープうしく店は、ポイントカードの記録などから昨年12月5日以降に購入した客85人を割り出し、電話で謝罪。ギョーザを撤去した冷凍食品コーナーのスペースに「お詫(わ)びとお知らせ」の紙を張り出した。商品を持参した約10人の払い戻しに応じたという。
店内では冷凍食品を選ぶ客が、包装に表示された原産国を一つ一つチェックする姿が見られた。問題となったギョーザを最近買ったという牛久市中央の主婦(56)は「ニュースを見てすぐに捨てました。生協だったら安心だと思ったのに」と話していた。
同店の加藤陽一店長は「お客さんの入り具合に影響はないが、中国産品の売り上げが落ちる可能性はあるかも」と肩を落とした。
一方、いばらきコープによると、28〜30日に共同購入による販売は全県で721パックあった。30〜31日にすべての購入者に連絡をとり、一部食べてしまった人を除き、回収のめどが立ったという。共同購入では月1回程度、問題となったギョーザを販売しており、いばらきコープでは先月分以前も順次購入者に連絡を取っていく予定だ。【原田啓之、若井耕司】
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■問題の中国産冷凍ギョーザを取り扱っていた施設■
・コープ水戸店、ひたちなか店、うしく店、つちうら店、全15センターによる宅配
・イトーヨーカドー日立店、竜ケ崎店、古河店、土浦店※
・マスダつくば店、淵頭店
・エコス江戸崎SC店
・ランドローム龍ケ岡店、新利根店、キッチン&テーブル店
・ユニー守谷店
・アピタ佐原東店
※31日現在、県などの調べによる。イトーヨーカドー土浦店は07年11月5日以降取り扱いはない
2月1日朝刊
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080201-00000008-mailo-l08