中国製の冷凍ギョーザによる中毒事件で、問題のギョーザの輸入代行をした「双日食料」の親会社の大手商社、双日は31日、食品輸入事業の見直しを始めたことを明らかにした。食品の安全性を確保することが難しいと判断した場合は、輸入事業からの撤退も検討する。
食品輸入事業が双日の利益に占める割合は数%以下。輸入食品をめぐるトラブルは、グループ全体のイメージを低下させ、経営に深刻な打撃を与えかねないとの危機感が背景にある。
双日食料は、ジェイティフーズとの売買契約に基づき、中国の天洋食品にギョーザの製造を委託。ジェイティフーズに対して、品質保証の責任を負っていた。こうした契約は商社の事業では一般的だが、商社の社員が製造現場で常時、監督することは難しい。 アサヒ・コムトップへ
http://www.asahi.com/business/update/0201/TKY200801310346.html