中国製冷凍ギョーザによる食中毒問題で、問題の商品の一つである「CO・OP冷凍食品 手作り餃子」は、県内でも28〜30日、コープふくしま(福島市)などの共同購入方式を通じて、福島市や会津若松市、白河市などに計360個が宅配されていた。
コープふくしまによると、宅配されたのは、コープふくしま286個のほか、コープあいづ(喜多方市)60個、県南生協(西郷村)14個。今のところ健康被害の報告はなく、県内7か所の配送拠点を通じて各世帯に連絡し、30日中に回収することにしている。
コープあいづでは昨年10月、同商品を購入した従業員から「異臭がする」と届け出があり、日本生協連に連絡。日本生協連からは、「トルエンなどが検出された」との回答があったという。
一方、県では保健所などを通じ、流通している商品の把握に努めている。30日午後7時現在、県民から変調を訴える電話などはないという。県では今後、販売店に対し、商品の自主回収が進むよう指導する。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukushima/news/20080130-OYT8T00861.htm