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2008年01月31日(木) 22時11分

文書1枚ファクス送信ミス 兵庫の調査依頼に東京都東京新聞

 中国製ギョーザによる中毒で、東京都が1月7日に兵庫県からファクス送信を受けた一家3人の発症状況などを記載した調査依頼文書4枚のうち1枚を、輸入元のジェイティフーズ本社を管轄する品川区役所に送り忘れるミスをしていたことが31日、分かった。

 この1枚には「医師からの連絡では患者の血中コリンエステラーゼ活性が低く、縮瞳もみられる」と有機リン系の中毒を示す記載があった。都は「区には有機リン系の化学物質によると電話で伝えた。きちんと調査がされ、兵庫の依頼には応えられたと思うが、おわびします」と釈明した。

 都によると、1月5日に発症した兵庫県高砂市の3人に関し、県が7日午前に輸入元に輸入量や同様の苦情の有無の調査するよう文書で依頼。都は同日中に直接の調査を担当する品川区に転送したが、この1枚を送らずに間違って当該商品の画像1枚を送信していたという。「同種の苦情はない」とする区の調査結果は都を経由し8日に兵庫県に伝えられた。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008013101000973.html