東京都福祉保健局は31日、中国製の冷凍ギョーザが原因と疑われる健康被害を調査した結果、都内で10件、計13人から下痢や嘔吐などの訴えがあったと発表した。新宿区保健所にも2人から訴えがあり一部商品を回収した。入院者はなく、いずれも軽症とみている。
保健所に届け出があった事例をまとめた。いずれも正月前後から1月30日にかけて発症した。ギョーザはすべてジェイティフーズが輸入した商品で、うち9件の計12人が自主回収の対象となった商品を食べたという。今月17日ごろに食べた葛飾区の1人は医師による治療を受け、現在も症状が続いているという。
4件については食べ残した商品があり、都が回収して成分検査する。