【石家荘(中国河北省)31日共同】中国製ギョーザによる中毒で、問題のギョーザを製造した中国・石家荘の食品加工会社「天洋食品」では31日午後1時ごろ、北京から国家品質監督検査検疫総局の職員が到着、約4時間にわたって立ち入り調査を行った。
職員らは天洋食品の工場から「手作り餃子」などと日本語で書かれた段ボール箱を運び出し、ワゴン車に積み込んだ。毒物混入の経路解明のため関連製品を押収したとみられる。
検疫総局職員に同行した河北省の検疫当局者は工場に入る際、記者団に「問題を重視し、真剣に調査する」と強調、地元の検疫当局が昨夜から調査を始めたことを認めたが、調査を終え工場を離れる際は何も語らなかった。