2008年01月31日(木) 10時46分
中国製ギョーザ「メタミドホス」の正体(MONEYzine)
中国産冷凍ギョーザから毒性の農薬が検出され、10人に中毒症状を起こし、世間を震撼させた食中毒事件。「ギョーザを食べたら体調がおかしくなった」という訴えが全国各地で相次いで報告され、被害の全容はまだ明らかになっていない。
中国製冷凍ギョーザに混入されたのは、メタミドホスという薬物。いったいどのような薬物なのだろうか。メタミドホスは有機リン化合物で農薬、殺虫剤の一種。日本国内では農薬としては登録がなく使用できない。しかし中国では殺虫剤として広く私用されており、中国国内でも残留許容量を超えた野菜や果物が市場に出荷され、中毒を起こす事件がたびたび発生しているという。
日本では農薬としては使用されていないものの、2008年1月現在、毒劇物取締法における(毒物・劇物の)指定は受けていない。だが、5歳の女児が一時重態となるほどの農薬が毒物でなくて、何が毒物だというのか。
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