千葉県市川市の飲食店店員女性(47)の家族5人が中国製の冷凍ギョーザを食べて、腹痛や吐き気、下痢を訴え、病院で治療を受けていたことが30日、分かった。千葉県警はギョーザに農薬が混入していたものとみて捜査を始めた。輸入販売元である日本たばこの子会社JTフーズ(東京都大田区)からも事情を聴く方針。
県警などによると、5人は22日午後8時ごろ、自宅でギョーザなどを食べたところ、吐き気や下痢などの食中毒症状を訴えた。女性の次女(5)が一時な重篤状態に陥ったが、現在は快方に向かっているという。
県警が冷凍ギョーザを鑑定したところ、有機リン系の薬物(メタミドホス)が検出された。メタミドホスは通常殺虫剤に含まれる薬物だという。
冷凍ギョーザは、中国で製造され、輸入したもの。残留農薬が混入したとみられるという。 アサヒ・コムトップへ
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