2008年01月27日(日) 10時25分
詐欺報道特番で日テレ陳謝 イオン関連会社の酷似名を連呼(産経新聞)
日本テレビ(本社・東京)は、大手金融機関などを装った詐欺の実態を伝える報道特番の中で、イオングループのクレジットカード会社「イオンクレジットサービス」(本社・東京)の社名と酷似した名称を「連呼」したため、同社が「サギ(詐欺)グループであるかのような誤解が生じた」として26日までに、同社のカード利用者におわびの文書を送付した。日本テレビは「関係者に多大な迷惑をかけた」と謝罪している。
日本テレビによると、番組は先月25日午後6時半から放送された「報道特捜プロジェクト“責任者出てこい!”怒り爆発スペシャル」。「お金を貸します」といった内容のダイレクトメールを、大手企業に酷似した名称を使って送り、保証金や保険金名目で金をだまし取る“貸します詐欺”の実態として、番組ディレクターが電話取材で伝えた。
この中で、イオンクレジットサービスと酷似した名称を何度も放送で読み上げるなどしたところ、放送後、「関係はどうなっているのか」という視聴者からの問い合わせが両社に相次いだ。このため、両社で対応を協議した。
日本テレビのおわびは、カード利用者あての請求書に同封して郵送。「『イオンクレジットサービス株式会社』がサギグループであるかのような誤解が生じてしまいました。関係者の皆様には、多大なご迷惑をおかけしたことを深くお詫(わ)びいたします」と謝罪している。
イオンクレジットサービスのホームページによると、カード会員数は「イオンカード」を中心に1722万人(昨年2月現在)。
日本テレビ総合広報部は「無関係の集団であることは番組内や後日の放送でも説明したが、誤解が生じてしまった」と説明。イオンクレジットサービスは「日本テレビと話はついており、申し上げることはない」としている。
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