26日午前4時33分ごろ、石川県の輪島門前で震度5弱の地震があった。気象庁によると、震源地は石川県能登地方で、震源の深さは約11キロ。マグニチュード(M)は4・8と推定される。その後も震度2などの余震が相次いだ。県危機管理監室によると、けが人などは出ていない。
気象庁は昨年10月、震度5弱以上の揺れが予測される場合、揺れの到達直前に予想震度を出す「緊急地震速報」の運用を始めているが、今回は「震度4」とシステムが過小予測したため情報は出ず、システムの信頼性に疑問符が付いた。
気象庁は、今回の地震を昨年3月の能登半島地震の余震とみている。今後、大規模な余震が起きる確率は低いという。
北陸電力によると、志賀原発(石川県志賀町)1号機、2号機は定期検査のため停止中で、被害は確認されていない。
各地の震度は以下の通り。
震度5弱=輪島門前(石川)▽震度4=輪島、穴水(石川)▽震度3=富山市役所、氷見、射水本町(富山)七尾、輪島河井、志賀香能、中能登(石川)など。