鳩山法相は25日の閣議後の記者会見で、司法試験合格者数を年3000人程度まで増やすとした政府方針について、今年度中に見直しを含めた検討組織を法務省内に設置する意向を明らかにした。
鳩山法相はこれまでも、「3000人は多すぎる」という考えを表明しており、「省内で検討するのは当然」と発言。具体的な組織のあり方については「私的な勉強会か研究会か、どういう形になるかは決まっていない」としたが、「3月ごろにはつくりたい」と年度内の設置を明言した。
鳩山法相は法曹人口について、「法曹の数が増えれば、質の問題に影響する。司法修習生の卒業試験不合格者が増えているのは、司法試験合格者数の増大と関係がある。門戸を広げ、誰でもなりやすいようにするという考えは誤っており、社会の乱れにつながる可能性がある」と述べた。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080125-OYT1T00341.htm