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2008年01月23日(水) 17時00分

府民の声:府知事選によせて 府PTA協議会長・坂口一美さん /大阪毎日新聞

 ◇教育に積極投資を−−坂口一美さん(48)
 全国学力テストで大阪の子どもの応用問題の正答率が芳しくなかったことが気になる。学校には当然、学力向上策を期待するが、受験に必要な学力だけでなく、学んだ知識を社会で生かせる力こそつけてもらいたいと願う保護者は多いはず。
 一方で、不登校やいじめなどの解決に熱心な学校がほとんどで、先生は忙しさでパンク寸前。家庭の中で保護者がしっかりと子どもを見ていく覚悟と、先生や地域との連携が不可欠です。
 その意味で、学校や地域との懸け橋になるPTAの役割が重要です。登下校の見守り活動などが増え、参加が大変との声もあるが、一方で「おやじの会」が増えたり、地域の人が協力してくれたりと、子育て応援の輪は広がっている。
 教育は、未来への投資と言われる。知事には、こうした輪をさらに広げ、大阪を活性化させるためにも、教育への投資を惜しまないでもらいたい。
 ◇   ◇
 04年から府PTA協議会長。現在は箕面市教育委員、文科省中央教育審議会専門委員、日本ユネスコ国内委員などを務めるほか、大阪市立大の大学院で障害者教育などを研究中。地元では、ママさんバレーで汗を流す。【大場弘行】

1月23日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080123-00000242-mailo-l27