「東急ハンズ」は、男性が多いというイメージがあると思いますが、実は銀座店では、お客様の7割が女性でいらっしゃいます。東急ハンズの他店舗と比較するとはるかに女性の比率が高いのです。マロニエゲート自体が、女性中心にターゲットとしていることもありますが、プランタン銀座の隣であることも大きく影響していると思われます。
東急ハンズが銀座に進出するにあたり、意識したことの1つが、やはり「女性」。品揃えや見せ方には特に力を入れ、工夫をされたそうです。
その象徴といえるフロアが5階の「ウェルネス・ビューティ」。すこやかなカラダとココロを手に入れるための美と健康のフロア。ナチュラルコスメ、ヘアケア、ボディケア、リラックスグッズなど女性の興味ある品揃えがズラリと揃っています。
銀座ハンズでしか購入できないブランドもあり、近隣のコスメコーナーとの差異化もはかっています。その1つ、フランスのコスメブランド「クルール・キャラメル」は、オーガニック95パーセント以上のタイプもあり、日本では珍しい自然派コスメとして既にリピーターがいるほどです。
また現在、フロア全体で「和のある暮らし」をテーマに、さまざまな品揃えをしています。中でも、5階「昔ながらのパッケージ・ロングセラー商品特集」は年齢層幅広い方に大人気。
缶タイプのはみがき粉「スモカ歯磨」(315円)は、「練り歯磨き」ではなく正に「粉末タイプ」。まず歯ブラシに水をつけてから、粉をつけて歯を磨く、なんともレトロっぽいところが心をくすぐります。緑缶は口臭をケアし、赤缶はヤニとりに良いとし、愛煙家に受けています。ムテンカセッケン(210円)はレトロなパッケージと香料、着色料、添加物を一切使用していないというお肌に優しいセッケンとしてハンズのロングセラー商品。
また、1906年(明治39年)に発売された、「クラブ洗粉」(1575円)は、約1か月分の顔と全身に使用可能な天然小麦の洗浄料。昔ながらのスキンケアとして根強い人気。毛穴の汚れを掻きだすのでにきび予防にもお勧めです。
その他、あかすりタオル、羽つき爪きり、入浴原料湯の花、子供用ヘアカット器など約20種類を展開。ご年配の方は「懐かしい」と、またお若い方は「かわいい!面白い!」と言いながら、手に取られています。
映画「ALWAYS三丁目の夕日」が人気のように、昭和ブームの一環で、このようなレトロ商品が売れているのかもしれません。
フェアは31日まで。以降各コーナーにて展開。
http://www.yomiuri.co.jp/komachi/life/antenna/20080121ok04.htm