2008年01月21日(月) 16時00分
眼鏡やヘアスタイル、たすきの色… イメージ戦略も競う 大阪府知事選(産経新聞)
■候補売り込み、試行錯誤
27日投開票の大阪府知事選もいよいよ終盤戦。各候補は政策論争とともに、親しみやすさなどをアピールするイメージ戦略にも余念がない。告示前にも、眼鏡をかけ換えたりひげをそったりなどしたが、告示後はその眼鏡をかけたり外したり、あるいはタスキの色を変えてみたり…。候補者の売り込みは依然、試行錯誤が続いているようだ。
前回に続き、2度目の挑戦となる梅田章二氏(57)は告示前の12月に、銀縁から縁なしの眼鏡に変えた。さわやかなイメージを出すため、淡い色のネクタイを締めることも心がけているが、「選挙はやっぱり政策」(陣営幹部)と、基本的には正攻法を貫く構え。
「一晩寝たらすぐに気持ちを切り替えられる性格。残りの選挙戦もそのキャラで戦う」と陣営幹部。元アナウンサーから話し方の指南を受けるなど、やや堅いイメージの払拭(ふっしょく)にも躍起だ。
髪を短くして、色眼鏡から銀縁眼鏡にかけ換えた橋下徹氏(38)。選挙ポスターやマニフェストビラの写真は眼鏡なしで、「眼鏡つきの写真もあったけど、ない方を選んだ」(陣営)。
ただ、演説では眼鏡をかけて行うことがほとんど。候補者がポスターと演説で眼鏡のあるなしが変わるのは異例だが、陣営幹部は「基本的にすべて本人の好きなようにやらせています」。
公約もイメージ戦略も自分流を貫いている。ただ、有権者からは「どうせなら、茶髪にサングラスのスタイルを貫いてほしかった」との声もある。
一方、告示前に、約30年間はやしていた口ひげをそった熊谷貞俊氏(63)。陣営では、有権者へのインパクトを考え、たすきの色にこだわっている。「7、8種類作った」(陣営幹部)といい、事務所内でどれがいいかをめぐっての論争も。大ファンである阪神タイガースのイメージカラーの黄色と黒を使ったたすきでも街頭に立つ。
知名度不足を解消しようとニックネームも「大阪のガリレオ」「クマさん」の2つを用意し、一本化はしてはいない。
マニフェストビラの写真は街頭と違い、スタイリストがついて髪形も今風に立てているが、幹部は「イメージをどう売り込むか。これというのがない」と苦しみものぞかせる。ある陣営スタッフは「貫禄(かんろく)を出すために、ひげはそらない方がよかったのでは…」と話した。
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◇大阪府知事選 届け出順
梅田 章二57弁護士 無新
【共】
橋下 徹38弁護士 無新
熊谷 貞俊63元大学院教授 無新
【民】【社】【国】
杉浦 清一59保護司 無新
高橋 正明65元中学教諭 無新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080121-00000080-san-soci