横浜市内の針灸(きゅう)院で利用者の施術回数が水増しされ、市から療養費として約5400万円を不正に受給していたことが18日、横浜市の調べでわかった。
市は、不正受給の総額は数億円に上るとみて、経営者の土屋勉院長(70)を、神奈川県警に詐欺の疑いで刑事告発する。
市によると、水増しが行われていたのは、「横浜みなみ針灸マッサージ治療院」(横浜市南区)と「土屋針灸マッサージ」(同市中区)。1回の治療で20分以上かかった利用者を2回治療したことにして、市に国民健康保険や老人保健の療養費を請求していた。昨年4〜9月分だけで約400人の不正請求が確認されている。
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20080119-OYT8T00210.htm