大阪府警捜査2課の警部補(37)が昨年12月、マンション投資詐欺事件の男性被告(67)=詐欺罪で公判中=を取り調べ中、机をけって被告の腹にぶつけ、骨折させていたことがわかった。府警は近く、特別公務員暴行陵虐致傷容疑で警部補を書類送検する方針。
府警によると、警部補は昨年12月、原野商法の被害者をねらい、マンション投資話を持ちかけたとして詐欺容疑で逮捕、起訴された被告を取り調べていた。その際被告の態度に不満を抱き、机をけったところ、被告の左脇腹に机の角が直撃。被告が痛みを訴えたため、病院で受診させたところ、骨折していたという。被告は同容疑で4回逮捕されているが、一貫して否認。警部補は「自分の未熟さに鬱憤(うっぷん)がたまっていた。申し訳ない」と話しているという。