東京消防庁が日立製作所に廃棄を依頼したパソコンのハードディスク駆動装置(HDD)2台が、処分する過程で外部に持ち出され、群馬県内の中古品量販店で販売されていたことが18日、分かった。
HDDは東京都武蔵野市の武蔵野消防署境出張所のパソコンに入っていたもので、管内住民の住所氏名や、定期点検が必要な建物の名前、代表者などの個人情報計約2500件が入っていたという。
東京消防庁と日立製作所は廃棄処分方法や点検体制を見直すとしている。
東京消防庁などによると、群馬県の中古品量販店でこのHDDを購入した男性がデータに気付き、今月10日に届け出た。