NHKの報道局記者らによるインサイダー取引疑惑で、証券取引等監視委員会の調査を受けた3人のうち、放送前のニュース原稿を基に株を購入したことを認めている職員が「ばかなことをした」「魔が差した」などと話していることが、18日までのNHKの内部調査で分かった。
インサイダー取引を否定した職員は「放送前のニュース原稿は全く見ていない」と話し、株購入の動機について「どんどん株価が上がっていたので、何かあると思って買った」と説明しているという。
監視委は3人のこれまでの株の取引履歴を調べるとともに、ほかの職員による不正取引や外部へのインサイダー情報の漏えいがなかったか確認作業を進めている。