記事登録
2008年01月18日(金) 16時52分

「選択肢なくさないで」 国内で代理出産の女性東京新聞

 代理出産をめぐる日本学術会議の議論が大詰めを迎える中、国内で実施された代理出産で子供をもうけた関東地方の女性が、18日までに共同通信の取材に応じ「子宮がなく、子供を産めない人の最後の選択肢をなくさないで」と訴えた。

 国内の代理出産の当事者がインタビューに応じたのは極めて異例。女性は「賛否の分かれる問題だが、代理出産の子供が無事に育ち家族が幸せに暮らしていることも知ってほしい」としている。

 日本学術会議の「生殖補助医療の在り方検討委員会」は同日会合を開き「代理出産を新法で禁止する」との素案を議論した。

 女性は過去に、子宮外妊娠のため流産、大量出血し子宮の摘出手術も受けた。命は取り留めたが「絶望のため人生が終わったような気がした」という。一時はうつ状態となり何をする気力もわかなかった。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008011801000458.html