舛添要一厚生労働相は18日の閣議後の記者会見で、誰のものか分からず「宙に浮いた」年金記録5000万件の持ち主とみられる人に確認を促す「ねんきん特別便」について、これまでに記録訂正の有無を回答してきた人のうち、想定を上回る約8割の14万人余りが「訂正なし」と回答したことを明らかにした。
社会保険庁は特別便を送った人の相当数には訂正があるとの見通しを示しており、今回の「訂正なし」との回答の約半数は、実際には訂正がある人からの分である可能性が高いという。特別便はこれまでも見方が分かりにくいという指摘があり、大半が「訂正なし」となった一因になっている可能性もある。
社保庁は今後、訂正があるとみられる人に対して、職員が電話や訪問で直接訂正を呼び掛ける方針。