NHKの報道局記者らによるインサイダー取引疑惑で、証券取引等監視委員会の調査を受けた3人のうち2人が、勤務時間中にもかかわらず勤務先から自宅へ戻り、パソコンから回転ずしチェーンの株の買い注文を出していたことが18日までのNHKの内部調査で分かった。
監視委は上司や同僚らに気付かれないように自宅に戻った可能性もあるとみている。
残る1人も勤務中に携帯電話のサイトを通じて買い注文を出していた。勤務時間中に職場を離れるなどして総額約170万−500万円に及ぶ株取引をしており、社会人としてモラルが著しく欠けていると批判を呼びそうだ。
NHKによると、3人は報道局テレビニュース部制作記者(33)、岐阜放送局記者(30)、水戸放送局ディレクター(40)で、それぞれ1−5年の株取引の経験があるという。