【ロンドン17日共同】オスロからの報道によると、ノルウェーの主要各政党は17日、地球温暖化防止に向けた政策で、国内での2酸化炭素(CO2)排出と吸収を均衡させる「カーボンニュートラル」を2050年に実現するというこれまでの政府目標を大幅に前倒しし、2030年とすることで合意した。
合意によると、ガソリンの税率引き上げなどや再生可能エネルギーの利用削減を通じ、20年までに国内の2酸化炭素排出量を15万−17万トン削減。また発展途上国の温室効果ガス削減を支援するため、今後年5億ドル(約540億円)以上を拠出。この削減貢献分を含めて、カーボンニュートラルの早期実現を目指す。