鹿児島市の暴力団追放団体会長刺傷事件で鹿児島県警は17日、実行犯として逮捕した自称鉄工業、徳見得茂容疑者(38)=北九州市八幡西区=に会長襲撃を指示したり犯行を手助けしたりした疑いが強まったとして、傷害容疑の共犯で指定暴力団山口組系地元組織の組幹部ら5人前後を18日に再逮捕する方針を固めた。
再逮捕されるのは鹿児島市で活動する山口組傘下の組幹部松下光生被告(49)=貸金業法違反などの罪で起訴=や配下の組員、組関係者ら。
いずれも会長刺傷事件後の昨年11月から12月にかけて、別容疑で逮捕されていた。一部が「自分たちを追放しようとする住民運動をつぶすため、団体会長を襲うよう徳見容疑者に頼んだ」と認めているという。