南極海を航行中の日本の調査捕鯨船・第2勇新丸に米国の環境保護団体「シー・シェパード」の活動家2人が無断で乗り込んだ問題で、同団体がその後、別の捕鯨船にも妨害を加えていたことがわかった。
水産庁や外務省などは週明けにも緊急会合を開き、妨害行為を食い止めるための対策を検討する。
同庁によると、新たに妨害を受けたことが判明したのは、第3勇新丸(742トン)。日本時間の18日午前2時ごろ、接近してきたゴムボートから、臭気を放つ液体の入った瓶を10個くらい投げつけられた。18人の乗組員にけがはなかった。
第2勇新丸に乗り込み、拘束されていた外国人活動家2人の身柄を、仲介に入ったオーストラリア政府の監視船に移してから3時間余り後のことだった。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080118i116.htm?from=navr