大阪府守口市の民家で生後間もない男児が殺害され、母親も縛られ現金が奪われた事件で、犯人の男は押し入った際、男児が泣きだしたため、口と鼻に粘着テープを張り付けていたことが17日、大阪府警捜査1課の調べで分かった。
調べでは、母親と男児はこの家に住む無職山中いづみさん(22)と長男礼弥ちゃん(生後18日)。
山中さんの話では、16日午後6時ごろインターホンが鳴り、山中さんが玄関に出ると誰もいなかったため鍵を掛けずに室内に戻った。午後6時45分ごろ、玄関で物音がして男が侵入。
男は1階の居間で、ベビーベッドにいた礼弥ちゃんが泣きだしたため口にテープを張り付け、山中さんを突き飛ばして両手を緊縛、上半身を冷蔵庫の扉に張り付けた。10−15分間室内を物色して逃走した。祝儀袋に入っていた出産祝い金を奪ったとみられる。