【ロンドン17日共同】英国で働く人の約8割が仕事に関連するいじめを経験したことがあり、2割以上がいじめによるストレスを感じているとの調査結果を16日、精神的なケアを専門とする英慈善団体が発表した。34%がストレスで仕事を辞めて海外移住を夢見たことがあると回答した。
仕事のストレスの専門家は「間違い探しやいじめではなく、称賛と報奨によって人員管理を行うべきだ」と訴えた。
調査によると、18−24歳では取引先や顧客からのいじめを受けやすいが、同僚や上司には相談しにくいと感じていることが分かった。
全体では、43%が雇用者側がストレス問題を見て見ぬふりをしながら、可能な限り自分たちを酷使しようとしていると感じていると回答。同僚がストレスで泣くところを見たことがあると答えたのは55%に上った。
調査は昨年11月に英国の2100人を対象に行われた。