自転車が絡む交通事故を防ぐため、警察庁と国土交通省は17日、車道と歩道の間に自転車専用道を整備するモデル地区として全国で98カ所(区間距離約132キロ)を指定した。
モデル地区は都道府県が候補地を選んで応募。両省庁が、駅や学校の近くで自転車の交通量と事故が多い個所を各都道府県ごとに1−5カ所選定した。
車道と歩道の間の幅2メートルを柵や縁石などで分離する自転車道の整備が約87キロ、車道脇の幅1・5メートルをカラー舗装する自転車専用レーンが約45キロ。2009年度末までに、すべての地区の整備を終える見込み。
各都道府県警察などが、モデル地区で事故が減少するかどうかを検証。警察庁と国交省は効果が確認できれば、さらに整備を進める。