2008年01月17日(木) 15時01分
伊豫商事の詐欺事件:「大喜」元部長に有罪判決 地裁「組織的、常習的犯行」 /岡山(毎日新聞)
岡山市の紙製品卸売会社「伊豫(いよ)商事」グループの巨額詐欺事件で、納税証明書を偽造したなどとして有印公文書偽造同行使罪に問われた同商事関連会社「大喜」元総務部長、秋山浩二被告(43)の判決公判が16日、岡山地裁であった。白神文弘裁判長は「組織的かつ常習的な犯行だ。秋山被告は共犯者の指示に従い、銀行に提出されるものと知りながら偽造した」として、懲役3年執行猶予4年(求刑懲役3年)の有罪判決を言い渡した。
判決などによると、秋山被告は、社長の西田嘉幸被告(48)=詐欺罪などで公判中=らと共謀。05〜07年9月ごろ、岡山市内にある同社内などでスキャナーやプリントゴッコなどを使い、0円の納税額を約5億8000万〜約12億3000万円納めているように見せかける納税証明書を偽造。さらに市販のレーザー彫刻器で税務署長印や、伊豫商事役員の顔写真を使って取引先の全農役員名義の運転免許証も偽造した。【石戸諭】
1月17日朝刊
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080117-00000198-mailo-l33