NHKは17日、報道局記者ら3人が金融商品取引法(旧証券取引法)違反のインサイダー取引の疑いで、証券取引等監視委員会の任意調査を受けたことを明らかにした。外食産業グループ化のニュース原稿を放送前に読んで1000−3000株程度を売買し、10万−40万円の利益を得たとみられ、3人は16日に監視委の聴取を受けた。
NHKも調査委員会を設置し3人から事情を聴いているが、記者のインサイダー取引疑惑が発覚したのは初めてで、報道機関としてのモラルが厳しく問われそうだ。
3人は報道局テレビニュース部制作記者(33)のほか、岐阜放送局記者(30)と水戸放送局ディレクター(40)。2人は事実を認めたが、1人は否定。いずれも自宅待機となっている。