埼玉県警新座署は13日、長男(1)の頭を自室の柱にぶつけ硬膜下血腫の重傷を負わせたとして、傷害の疑いで同県新座市大和田、会社員佐藤洋二容疑者(31)を逮捕した。「かわいがっているのに懐かず、いらいらしてやった」と供述しているという。
調べでは、佐藤容疑者は6日午後7時20分ごろ、自宅アパートの居間で、立ち上がった長男を背後から突き飛ばし大けがをさせた疑い。長男は柱と壁にぶつかり、頭を強打した。病院で治療を続けている。当時、妻(32)は買い物に出掛けていた。
佐藤容疑者はタクシーで長男を病院に運び、医師に「誤って子どもを落とした」と説明したが、医師はけがの様子から虐待の疑いがあるとみて警察に通報した。
佐藤容疑者は妻、長男との3人暮らし。新座署は日常的な虐待はなく、発作的な暴力とみている。