福岡県直方市にある直方公共職業安定所(ハローワーク直方)の所長(58)と職員が昨年12月、勤務時間中に管内の業者から酒食の接待を受けていたことが12日、わかった。国家公務員倫理法などに抵触するとみて、福岡労働局が調査している。
同局によると、所長と職員は昨年12月19日午前10時ごろ、管内の金属製品製造会社を公用車で訪問。正午すぎに用件が終わった後、同社の代表者や社員計3人と同社の車で北九州市八幡西区の飲食店へ行き、午後2時ごろまで昼食を共にした。その際、社員2人以外の3人がビールと焼酎を飲んだ。所長らは同席していた社員に公用車で安定所まで送ってもらった。飲食代は一人あたり約1万円で、所長らは問題が発覚した後になって同社へ支払ったという。
同局によると、昨年12月には同社からの求人はなく、所長らに見返りなどの要求はなかった。所長は事実関係を認め「業者の勧めを断り切れなかった。軽率だった」と反省しているという。 アサヒ・コムトップへ
http://www.asahi.com/national/update/0112/SEB200801120006.html