2008年01月12日(土) 18時41分
<クロツラヘラサギ>くちばしに釣り糸…捕獲作業 沖縄(毎日新聞)
沖縄県豊見城(とみぐすく)市与根(よね)の池周辺で羽を休めている渡り鳥、クロツラヘラサギのくちばしに釣り糸が絡まり、えさが取れず衰弱死する恐れが出ている。環境省が13日、本格的な捕獲作業を始め、捕獲できれば動物病院に運び、糸を除去する。
環境省那覇自然環境事務所の職員が昨年12月7日に糸が絡まっているのを確認。くちばしが大きく開かないため、小魚しか食べられないとみられ、衰弱している。網を仕掛けて捕獲を試みたが成功しなかった。
このため長さ13メートル、幅17メートルのネットを、全長約30センチの火薬ロケット3基で飛ばす「ロケットネット法」で捕獲することに。この手法に詳しい山階(やましな)鳥類研究所(千葉県我孫子市)と日程を調整していた。
クロツラヘラサギは環境省のレッドリストで「絶滅危惧(きぐ)1A」に分類されている。【三森輝久】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080112-00000059-mai-soci