イージス艦の情報漏出事件で、横浜地検は11日、特別防衛秘密(特防秘)を含む電子ファイルを別の隊員に渡したとして日米相互防衛援助協定等に伴う秘密保護法違反容疑で書類送検された3等海佐ら4人を不起訴処分(起訴猶予)とした。
不起訴処分となったのは海自第1術科学校の教官だった3等海佐(43)、同校の教官だった1等海尉(49)、舞鶴教育隊の2等海曹(38)、横須賀基地業務隊の海士長(24)の4人。地検は、4人が業務でイージス艦に関する特防秘を取り扱う立場になかったことなどから、起訴を見送ったという。
この事件では、イージス艦の資料を作成した艦艇開発隊に所属していた3等海佐の松内純隆被告(34)が、防衛秘密全般の取扱者に指定されていながら情報を漏らしたとして起訴されている。 アサヒ・コムトップへ
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