“ゆるキャラ”の代名詞として、全国的な人気者になった彦根市のキャラクター「ひこにゃん」あてに、続々と年賀状が届いている。9日には100通を超えた。
9割が県外からで、東北から九州までと幅広い。あて先の住所は、ほとんどが昨年11月に“特別住民登録”した彦根城の「彦根市金亀町1番1号」となっている。
年賀状には着ぐるみの写真のほか、白くふわふわしているため「モチ」の異名をとるひこにゃんを鏡もちに見立てたイラストなどを掲載。タキシード姿のひこにゃんとウエディングドレスを着た自分の写真を合成し「わたしたち結婚しました」などと、“勝手な結婚報告”に仕立てた遊び心あふれる内容も。
うれしそうに目を通しながら「住所が分かる人には、返事を出すから楽しみに待っててにゃん」と話すひこにゃん。ことし6月に開幕する「井伊直弼と開国150年祭」でも、メーンキャラクターを務める。
(中日新聞・築山栄太郎)