2008年01月09日(水) 12時32分

元副社長ら偽旅券に協力＝会長依頼、エビ養殖詐欺−警視庁（時事通信）

　投資会社「ワールドオーシャンファーム」（東京都台東区）によるエビ養殖投資詐欺事件で、旅券法違反容疑で逮捕された同社元副社長野田正喜容疑者（56）ら2人が、同社会長黒岩勇容疑者（59）＝同法違反容疑などで逮捕＝の依頼で、偽旅券取得に協力したことが警視庁生活経済課の調べで9日、分かった。
　同社は「フィリピンでのエビ養殖事業に投資すれば1年で2倍になる」と称し、全国の約4万人から約600億円を集めたとされ、同課は詐欺容疑でも追及する。
　野田容疑者のほか、旅券法違反容疑で逮捕されたのは、会社役員山田明徳容疑者（46）＝品川区大崎＝。2人とも容疑を認めている。
　調べによると、野田容疑者ら2人は、黒岩容疑者と共謀し、山田容疑者名義の偽旅券を取得した疑い。　

【関連記事】 旅券法違反で副社長も逮捕=ワールドオーシャンファーム-詐欺容疑で捜査・警視庁
【関連記事】 偽旅券でワールドオーシャンファームの黒岩会長逮捕=警視庁
【関連記事】 エビ養殖詐欺で投資会社提訴=1350万円の賠償求める-神戸地裁
【関連記事】 破綻直前に保有株売却=2億現金化、資産隠しか-エビ養殖詐欺・警視庁
【関連記事】 エビ養殖詐欺で6億円押収=会長長男の関係先から-出資金と認める・警視庁

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080109-00000054-jij-soci