政府・与党内で検討されている、複数の省庁にまたがる消費者行政を一元化する「消費者庁」構想について、若林農林水産相は8日の閣議後会見で、「行政機構をいじればわかりやすくなるのかといえば、そうとも言い切れない」と否定的な見解を示した。
若林農水相は「農産物の品質の問題と電気製品とを消費者庁という形で一緒にしたからといって、それぞれの行政は残る。下手をすれば行政の肥大化につながる」と指摘。そのうえで「行政改革の視点に立ちながら、消費者側の信頼も高まる仕組みを考える必要がある」と述べた。 アサヒ・コムトップへ
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