群馬県は7日、同県嬬恋村の万座プリンスホテルで、昨年12月31日と1月1日に宿泊した同県内と東京都、横浜市に住む11〜79歳の男女12人とホテル従業員6人がノロウイルスによる感染性胃腸炎を集団発症したと発表した。
症状は軽く、快方に向かっているという。同ホテルは6日から自主的に営業を休止している。
同県によると、今月2日、同ホテルから、複数の宿泊客が嘔吐(おうと)や下痢などの症状を訴えていると連絡があった。県中之条保健福祉事務所で調べたところ、昨年12月31日と1月1日に17都県の779人が宿泊していたが、連絡のとれた客の一部と従業員の一部の便からノロウイルスが検出され、計18人の発症を確認した。同事務所で感染症と食中毒の両面で調べている。