四国4県で共済事業を展開、2006年10月に営業を停止した「ベルル生命医療保障共済会」(徳島市)をめぐり、徳島、高知両県警の合同捜査本部は5日、契約者から金をだまし取ったとして、詐欺の疑いで実質的な運営会社「ベルルライフサービス」の取締役竹中美千代容疑者(52)=徳島県鳴門市=を逮捕した。
ベルル共済会は年金などの共済商品や高配当をうたう社債を販売。46億円を集めたとされるが、残金はほとんど確認されていない。
共済会理事長で運営会社社長の男性は06年10月に死亡しており、捜査本部は竹中容疑者を追及、経営実体の全容解明を目指す。