2007年12月30日(日) 20時23分
大阪府が府債返済の8割先送り、再建団体転落逃れ図る(読売新聞)
大阪府が2004年度以降、満期を迎えた府債(借金)の返済の8割以上を借り換えで先送りし、06年度までの3年間に計2930億円の金を捻出(ねんしゅつ)していたことがわかった。
先送りしなければ、多額の赤字を穴埋めできず、今年度にも財政再建団体に転落した可能性が高いという。国の通知に反している上、府はこの「延命策」を公表していなかった。
地方債に関しては、国が92年の通知で、発行から10年の満期時に少なくとも元金の42%を返済するよう指導。残る58%について、借り換えによる返済の実質先送りを認めている。
府は、財源不足が深刻化した01年度から、府債返済のために積み立ててきた「減債基金」を取り崩しながら、一般会計の赤字額を減らしてきた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071230-00000112-yom-soci