2007年12月29日(土) 17時01分
補助金不正受給?:行橋商議所経営指導員、カラ出張で 県が調査、返還命令へ /福岡(毎日新聞)
行橋商工会議所(宮西健司会頭)の経営指導員が、カラ出張で国、県から支給される補助金を不正に受け取っていたとして、県が調査を進めていることがわかった。不正受給額が確定すれば、1月にも返還を命じる。
県商業地域経済課によると、補助金は指導員が経営や労務管理の相談のため、事業所を訪問した際に支給する「小規模事業経営支援事業費」で、年額最高約3万円。同商議所は公用車でなく、自家用車で相談に出た際に、この補助金を受けることを認めている。
11月の会計検査院の検査で、5人いる指導員(30〜50代)の1人が、同じ日の同じ時間帯に同一事業所へ公用車と自家用車で相談に出たとの書類が見つかった。連絡を受けた県は11〜12月、商議所に2度立ち入り調査を実施。この指導員が02〜06年度にこの補助金を満額受給しており、同様の「カラ出張」を疑わせる書類が複数見つかった。【降旗英峰】
〔京築版〕
12月29日朝刊
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071229-00000242-mailo-l40