2007年12月28日(金) 12時01分
刈谷商議所の補助金不正受給:県が商議所と商工会を緊急監査 /愛知(毎日新聞)
刈谷商工会議所の補助金不正受給を受け、県は同様の問題が他でもないかを確認するため、県内の全商議所と商工会を対象に緊急監査を開始した。神田真秋知事は27日の記者会見でチェックが不十分だったことを認め、今後は監視体制を強化する方針を明らかにした。
不正受給が発覚した「小規模事業経営支援事業費補助金」は県内の全22商議所と66商工会、それに商工会の上部団体である県商工会連合会に交付され、06年度の実績は総額約36億円に上る。問題が発覚したことを受け、県は今月中旬から各地の商議所への監査を順次進めており、刈谷以外の21商議所についても2月中には終了させる方針。ただ、町村を中心に設置される商工会への監査は商議所終了後の予定で、県内全域の実態把握は来春以降となりそうだ。
神田知事は会見で「反省すべき点はある。これまでは書面チェックが中心だった。チェック体制を見直すよう(職員に)指示を出した」と説明。ただ、具体的な方策は今後の課題となっている。【武本光政】
12月28日朝刊
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071228-00000054-mailo-l23