2007年12月27日(木) 13時01分
着服:室蘭信金職員が1000万円、懲戒解雇に 全額弁済、告訴せず /北海道(毎日新聞)
室蘭市の室蘭信用金庫は26日、本部事務集中担当部門の主任だった男性職員(54)=12日付で懲戒解雇=が、現金1000万円を着服したと発表した。全額弁済されたため、刑事告訴はしない。上司ら6人を減給などの懲戒処分としたほか、岩田勝司理事長ら代表役員3人が報酬の一部を自主返納する。
元職員は11月21日午前、金庫室から現金1000万円をバッグに入れて持ち出し、実家に預けていた。バッグは、傷むなどして使用出来なくなった紙幣を別の金融機関で使える金と替えるため持ち歩くもので、元職員はその中に1000万円を忍ばせた。現金の扱いは通常2人体制で行うが、この時は傷んだ紙幣の額が少なかったため、元職員1人だけで出かけたという。
元職員は、パチンコなどの遊興費がかさみ、消費者金融に数百万円の借金があったという。今月5日、金庫室の現金を調べた際、現金の束数が合わないことに気付き内部調査していた。【新庄順一】
12月27日朝刊
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071227-00000144-mailo-hok