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2007年12月25日(火) 06時12分

機内食から揚げ、食べようとしたら歯形 日航系グアム便朝日新聞

 成田空港を19日に出発した米・グアム行きの日本航空系のJALウェイズ機で、男児に、他の乗客が食べ残した機内食を提供していたことが24日、分かった。客室乗務員が誤って出したもので、歯形がついた豚のから揚げが入っていた。同社は男児と家族に謝罪し、「再発防止を徹底したい」と話している。

 日航成田広報室によると、トラブルがあったのはJALウェイズ941便(乗客、乗員459人)。両親ら計6人で家族旅行中だった千葉県在住の男児に、到着約1時間前に子ども用機内食が出された。豚のから揚げが食べかけなことに家族が気づき、客室乗務員に申し出た。男児は食べなかったという。

 社内調査によると、73食分の子ども用機内食が準備されていた。食事を出す時間に男児が寝ていたため、保管していたはずの男児分がなくなった。客室乗務員があらためて出す際、回収済みだった食べ残し分を新品と間違えた。袋に入ったフォークやナイフが未開封だったため、新品と勘違いしたという。

 日航成田広報室は「大変申し訳ないことをした。全客室乗務員に注意喚起し、再発防止を徹底したい」と話している。 アサヒ・コムトップへ

http://www.asahi.com/national/update/1224/TKY200712240152.html