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2007年12月25日(火) 21時55分

<横浜市長パー券>消防団が383万円分購入 市職員が仲介毎日新聞

 横浜市内の消防団が中田宏市長の政治資金パーティー券を購入した問題で、市は25日、消防団の購入額は計383万円だったと内部調査結果を発表した。中田市長は「不適切な支出だった」として、同じ額を消防関係の全国組織などに寄付する意向を明らかにした。

 市によると、04〜07年に開かれた市長の3回のパーティーで、全21消防団のうち20消防団が383万円分を購入。うち少なくとも232万円は、市などの交付金を含む団会計から支出していた。消防局(現安全管理局)の総務課長ら市職員18人が、消防団長会に依頼されて購入を仲介するなど関与していたことも分かった。

 中田市長は臨時記者会見を開き「政治家としての責任を痛切に感じている。深くおわびしたい」と陳謝した。「(消防団に)返還したいが、公職選挙法で禁止された『寄付』に当たる」と述べ、全国組織などに寄付するという。【池田知広】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071225-00000134-mai-soci