2007年12月24日(月) 21時52分
警視、手かざし「神力」ライセンスを購入 霊感商法事件(産経新聞)
「神(しん)世界」グループのヒーリングサロンを利用した霊感商法事件で、神奈川県警の吉田澄雄警視(51)ら警察官3人が、グループから人の体に手をかざす「御霊光」と呼ばれる行為ができるライセンスを購入していたことが24日、関係者の話で分かった。
関係者によると、ライセンスは神世界グループが販売している商品の一つで「初級」(5000円)から「大神力」(100万円)まで5段階に分かれており、神世界に理解があれば購入できるという。「御霊光をすることで事態が好転するようになる」(関係者)といい、吉田警視は50万円の「神力」を購入。吉田警視に勧誘されてサロンに通い始めた部下2人も、それぞれ「中級」(1万円)と「神力」を持っているという。吉田警視らが他人に手をかざす「御霊光」したことはないという。
同サロンの杉本明枝社長(44)は、上部組織の神世界との関係について「御霊光が出るライセンスや掛け軸にしても、神世界がないとできない。商品は神世界から買い求めるもので決められた金額を支払っている」と説明。横浜市の会社役員から現金490万円をだまし取ったとして捜索を受けた詐欺容疑については「納得の上でお支払いいただいた」と釈明し、神世界の活動が詐欺であるという認識を否定している。
また、複数の国会議員や有名人もサロンに出入りしていることも明かした。
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