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2007年12月23日(日) 20時39分

住宅2軒を銃弾が貫通 岐阜・岐南で発砲朝日新聞

 23日午前8時ごろ、岐阜県岐南町上印食(かみいんじき)3丁目の清掃員の男性(64)から「自宅の玄関の窓ガラスが割れている」と岐阜羽島署に届け出があった。署員が調べたところ、玄関と台所の窓ガラスなどに弾痕があり、玄関先から拳銃の弾丸のようなものが1個見つかった。同署は発砲事件とみて捜査を始めた。

 調べでは、男性宅の北隣にある女性(60)宅の玄関と台所の窓ガラスにも弾痕があった。女性宅北側の路上には薬莢(やっきょう)2個が落ちていた。同署は、何者かが路上から女性宅に向け発砲し、女性宅を貫通した弾丸が男性宅も貫通したとみている。どちらも平屋建て。

 同署によると、女性は縫製の内職をしているという。住民の周辺でトラブルがなかったか事情を聴いている。

 女性宅は薬莢の落ちていた路上から約8メートル離れ、奥行き6メートル。男性宅は女性宅から4メートル離れ、奥行き6メートル。路上から、弾丸のようなものが落ちていた場所まで約25メートル。

 付近の住民によると、22日午後10時半〜同11時にかけ、銃声のようなパンという音が聞こえたという。被害に遭った男性は「寝ていて気づかなかった」と話した。女性宅には当時、家族もいたが気づかなかったという。

 現場はJR岐阜駅の南東約3キロの住宅街。付近に町立保育園や私立岐阜女子高校がある。 アサヒ・コムトップへ

http://www.asahi.com/national/update/1223/NGY200712230004.html