民間研究機関「モバイルマーケティングデータ(MMD)研究所」(東京都渋谷区)は20日、携帯電話やインターネットの掲示板・ブログ上で、いじめにつながる行為が広がっているとの調査結果を発表した。
携帯サイト経由で、12〜18歳の2767人から有効回答を得た。
いじめについては「現在あっている」が4.7%、「過去にあった」が45.7%と半数が経験があるとし、28.9%が「目撃したことがある」と答えた。いじめを経験・目撃した場所(複数回答)は、「学校」が99.1%で、「ネット上」は15.7%の2位だった。
いじめの内容は「陰口」「無視・仲間はずれ」がそれぞれ約8割のほか、「掲示板・ブログでの中傷」(21.6%)や「携帯メールでの悪口」(13.2%)、「ワン切りなどの嫌がらせ」(7.2%)に多くの回答が寄せられた。
下田博次・群馬大教授(情報メディア論)は「子どもに携帯を与えっぱなしにせず、トラブルについては保護者に責任があることを自覚するべきではないか」と話している。 アサヒ・コムトップへ
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